抜けるような青空の下
北八甲田の山々が微笑みながら私たちを見下ろしていた。
前夜降った雪は
本来の姿を保ったままふんわりと積もっている。
見渡す限り真っ白なブナの梢の隙間から
朝日が雪面を照らし出した。
結晶のひと粒ひと粒がそれに反射して
無数に散りばめられたダイヤモンドのように輝いていた。
遮るものは何もなかった。
恐れるものも何もなかった。
すべてが整い自分の味方をしてくれる日。
そういう完璧な日に巡り会うことが、
ごく稀にあるらしい。
『THE DAY』
今日はまさにその日だった。
(2023.1.19)